ゆめラボには大きく3つの特徴があります。
1つ目は「個別療育」です。個別療育とはお子様1人に対して指導員が1人付き、個別のプログラムの内容に沿って療育を行います。
2つ目はTEACCHプログラムです。子どもたちの療育内容をスケジュール化し、「視覚的構造化」で会話によるコミュニケーションとは違い「実物」「イラスト」「写真」「文字」を通してコミュニケーションを取る方法です。
3つ目は運動療育です。運動課題は大スペースで「固有感覚」「前庭感覚」を十分に刺激し感覚統合・体幹・バランスを強化しています。
ゆめラボの特徴①個別療育
児童発達支援事業所ゆめラボは、個別療育をおこなっている児童発達支援事業所です。
まず最初にゆめラボの一番の特徴である個別療育について詳しくご紹介いたします。
個別療育とは?
先ほども述べましたが、個別療育とは子どもと指導員一対一で療育を行うことです。
お子様は一人ひとりのみんな違います。「気持ちが崩れやすいお子様」「運動が苦手なお子様」それぞれのニーズに合わせてプログラムを組んでいます。
お子様の特性や苦手な事に焦点をあてて発達をサポートしています。個別療育はお子様の特性を理解し、それに基づいて支援を行うことでお子様の発達を最大限伸ばすことが期待できます。
個別療育と集団療育のメリット・デメリット
個別療育のメリットは子どもの特性に合わせた支援を受けられる。スモールステップで療育を行っていくので子どもたちも「できた」「うれしい」という達成感を味わうことができます。デメリットとしては、集団でのルールや対人関係を学ぶ機会が減ってしまい、集団行動に慣れる事が難しい所です。
集団療育のメリットは集団に合わせて行動する力や、社会的なスキルが身につきます。また対人関係のスキルやコミュニケーション能力も身につきます。
デメリットとしては、集団行動が苦手なお子様には強いストレスを感じたり、個別療育と違って細かな所に目が届かないこともあります。
ゆめラボの特徴②TEACCH(ティーチ)プログラム
続いてのゆめラボの特徴はTEACCHプログラムです。
ゆめラボの療育プログラムにはTEACCHプログラムを導入しております。
それではTEACCHプログラムについてご紹介いたします。
TEACCH(ティーチ)プログラムとは?
TEACCHプログラムは自閉症児とそのご家族の生活を包括的に支援していこうというプログラムです。
TEACCHプログラムは自閉症の発達を遅れている、劣っていると捉えるのではなく、発達に個人差がある、アンバランスさがあるのだと捉えています。アメリカで自閉症の治療プログラムとして開発され、現在は世界10ヵ国以上で使用されています。
TEACCH(ティーチ)プログラムの魅力
TEACCHプログラムの理念は3つあり、自閉症児が施設等で生活するのではなく、地域社会の中で自立した生活を営むことができるようにする。不適切な行動に焦点を当てるのではなく適切な技能を発達させること。自閉症の人が理解しやすい環境を作ること、自閉症の人が自発的に行動する事ができるという所を重視しています。
TEACCHプログラムはイラストや絵カードを使って、自閉症の方でも分かりやすいレベルまで詳細化しています。一日の流れ(時間の構造化)や遊ぶ場所、絵本を読む場所というように物理的構造化(場所)をイラストや絵カードを使って療育していきます。
ゆめラボの特徴③運動療育
最後の特徴は運動療育です。
ゆめラボでは、サーキットやボルダリング、トランポリンなどの運動療育も取り入れています。
それでは運動療育についても詳しくご紹介いたします。
運動療育とは?
運動療育とは運動を通して、不器用さの改善を図り運動能力の向上を目的として行っています。発達障害の一つにDCD(発達性協調運動症)がありますが、手足を動かして身体の動きやバランスをコントロールして行う協調運動が行えず、日常生活に支障が出る際に診断されることがあります。物を掴んだり道具を使うことが難しかったり、文字を書く際に困難が生じたりと日常生活に困難があります。
こういった運動に対して強い苦手意識をもったお子様に対して運動療育を行うことで、「苦手なことができた」「うれしい」といった成功体験を積み重ねる事が大切です。
運動療育のプログラム紹介
ゆめラボでは様々な運動療育を行っていますが、一部をご紹介します。
サーキットではバランスストーン、平均台、ハードル、トランポリンなどを使いバランス感覚や筋力・柔軟性など運動機能を高めています。また跳び箱では登る、降りる、ジャンプするという動作が入ってきます。
そのため柔軟性や機敏性、瞬発力などが鍛えられます。スイングでは感覚統合やバランス感覚。鉄棒では全身のバランス感覚を養うだけではなく、握力や腕の力、平衡感覚など養っていきます。
他にも様々な運動療育を行い、何度もチャレンジしていくうちに「できた!」という経験が増えて自信につながっていきます。
まとめ
ゆめラボでは職員全員が常に子どもたち一人ひとりに何ができるか?どう支援したら子どもたちの自己肯定感があがるのか?を考え仕事に取り組んでいます。
個別療育だからこそできる支援もあります。
お子様の得意なところが今よりももっと伸びるための取り組みを行うことに個別療育の意味があると思います。